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ハームリダクションアプローチ ―やめさせようとしない依存症治療の実践

, 成瀬 暢也

によって 成瀬 暢也
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やめさせることを目的とせず,患者の苦しいこと,困っていることを一緒に考えること.使っている薬物が違法であろうがあるまいが患者を支援すること.これこそが「ハームリダクションアプローチ」である.依存症は病気である.懲らしめてよくなる病気は無い.人権を尊重したハームリダクションの考え方こそ,依存症治療の基本とすべきである.
以下は、ハームリダクションアプローチ ―やめさせようとしない依存症治療の実践に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
一年半前に読んだ『アルコール依存症治療革命』では、俺の脳内で本当に革命が起こった。革命家・成瀬先生が新たに出された本、ということで期待して読んだ。しかし、内容的には『アルコール~』に書かれていたことを薬物・処方薬へと広げたもので、一年半前のような興奮は感じなかった。これは、少しも残念なことではない。なぜなら、あの革命がいまなお脳内で生きているということだからだ。では、人に勧めるなら『アルコール~』とどちらだろうか。それは人による。アルコール依存症にだけ関わる人なら前著で良いし、他の依存症にも関心があるなら本書だ。残念な点を一つあげるならタイトル。「ハームリダクション」という単語は、依存症に関わる人にはかなり普及しているが、医療者でさえ「なにそれ?」という人はまだまだいるし、たとえ聞いたことがあったとしても、「あぁ、HIV予防のために注射器を配ったあれね」くらいの人も多いだろう。そういう人たちに本書を読ませ、依存症治療への意識を改革する、ということを目的にした場合、このタイトルでは届きにくいのではなかろうか。『アルコール依存症治療革命』のように、もっとポップに、『依存症、これだけ!』とか、出版社は違うが『ねころんで読める依存症治療』とか、そういう手に取りやすさを重視しても良かったのではなかろうか。

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