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もっと知りたい慶派の仏たち (アート・ビギナーズ・コレクション)

, 根立 研介

によって 根立 研介
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内容紹介運慶・快慶に代表される鎌倉時代の仏師の一大流派「慶派」の仏像を、勃興から黄金期を中心にその末裔の動向まで、仏像彫刻史の第一人者が最新の知見をまじえて平易に解説。慶派一門の層の厚さに驚く名品揃い。著者について京都大学大学院文学研究科教授。日本の彫刻史が専門で、仏像彫刻全般について見識が高い。なかでも今回の本書のテーマは著者の得意とするところで、『運慶』(ミネルヴァ書房)、『ほとけを造った人びと』(吉川弘文館)などの著作もある。商品の説明をすべて表示する
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オールカラーですし、運慶だけでなく慶派一門と呼ばれる仏師の代表作がほとんど掲載してありました。京都大学大学院文学研究科教授の根立研介さんの豊かな学識に裏付けられた詳細な解説が施されています。運慶、快慶を始めとする慶派の仏様の好きな方にはたまらないムックとなることでしょう。若き日の運慶の感性が詰まっている円成寺の大日如来像は、運慶の現存する最初の作品です。18pに記されているように、台座内部に墨書銘があり、安元元年(1175年)11月につくり始め、翌年10月に完成した仏像を「安置場所に渡された」ようです。大仏師は康慶とされていますが、運慶がほとんど制作しているという貴重な仏像です。興福寺の木造仏頭も運慶の作だったようで、20pに近年運慶作だと明らかになった流れが記してありました。様式や技法から類推する仏師の特定の難しさを感じます。運慶・快慶・定覚・湛慶の4人の仏師の名前が列記されている東大寺南大門の金剛力士立像が32pの見開きに迫力ある姿を披露しています。見事な彫刻です。「8メートルを超える巨像の、群を抜く迫力」というタイトル通りのまさしく傑作の名にふさわしい迫力が伝わってきました。36pの見開きで紹介されている興福寺の北円堂に安置してある無著菩薩立像・世親菩薩立像のリアリズムには驚かされます。運慶の傑作として見る人に深い信仰心を与えるでしょう。北円堂の特別拝観の時に観賞できますが、実際の像はかなり大きく、そのスケール感はなかなか把握できません。もどかしさもまた現実です。その前ページに無著菩薩立像と世親菩薩立像の厳しくかつ慈愛に満ちた表情がクローズアップされています。『日本肖像彫刻の最高傑作』と書かれてあるように、その表情の細やかさは卓越しておりリアリズムの作風の到達点の高みに驚かされます。68pには、三十三間堂として知られている蓮華王院本堂に安置されている千手観音菩薩立像の内、2体が掲載されていました。国宝の二十八部衆像からは、婆藪仙像が掲載してあります。蓮華王院には千手観音菩薩立像以外に多くの国宝物が安置されているわけですから、見どころは満載です。72pには、口から六体の阿弥陀仏を出して「南無阿弥陀仏」を唱えている空也上人像が掲載されていました。六波羅蜜寺は、空也上人が建てた大和大路松原にある真言宗のお寺です。西国三十三所観音霊場の第17番札所でもありますが、有名な彫像が安置されているわりには、比較的静かな雰囲気を保っている寺院です。巻末に慶派主要仏像地図があり、それぞれ安置されている寺院の場所が分かるようになっていました。実際の拝観の助けになると思われます。本書掲載の何体かの仏様を拝観してきました。当然のことながら拝観できる位置と仏像との距離は結構ありますので、拝観時にイメージはつかめても細部の彫刻の素晴らしさや残っている色彩、金箔などはよく分からないままでしたので、細部の工夫や美しさを知る機会を得たという感じです。

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