無料ダウンロードツァイス・イコン物語―世界最大のカメラ・コンツェルンの軌跡 pdf

ツァイス・イコン物語―世界最大のカメラ・コンツェルンの軌跡

, 竹田 正一郎

によって 竹田 正一郎
3.9 5つ星のうち 5 人の読者
ファイルサイズ : 25.58 MB
内容(「BOOK」データベースより)かつてドイツに存在した世界最大のカメラメーカー“ツァイス・イコンAG”―コンタックス、コンタレックス、コンタフレックスなど光学と精密機械工学の粋を集めた高級機群を生み出し、近代工業としてのカメラ産業を確立して世界のカメラ市場を支配した巨大企業の110年にわたる歴史をたどる。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)竹田/正一郎 1931年生まれ。1956年から63年までドイツを中心としたヨーロッパで生活。大手食品企業退職後は文筆業に専念。著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、ツァイス・イコン物語―世界最大のカメラ・コンツェルンの軌跡に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
「ツァイス・イコン・アクティエンゲゼルシャフト・ドレスデン。この名前には(中略)聞いただけで大企業のイメージがある。それにくらべるとエルンスト・ライツ・ゲーエムベーハー・ヴェツラーという名前はいかにも軽い」いささかその感覚をいぶかりたくなるようなこの書き出しは、本書の中で筆者が豊富な図版資料と一見した客観性の背後で展開しようとしているものが、 実は思い込みと偏見の産物である私論に過ぎないのではないかという読者の危惧を、まぎれもなく示唆している。注意深く読み進んで行くと、前半で語られる「歴史秘話」の大半が、本国で出版されている専門書や類書から引用した事実関係の上に筆者の独自推論と仮説を積み重ねて構成した、相当に都合のいい歴史観であることに気がつかざるを得ない。案の定、後半のカメラ解説では、本書のメインテーマであろう筆者の私論が、一気に前面に出てくる。文章は客観性の殻を脱ぎ、典型的な「のだ」説法に堕ちて行くのだが、ここから先はもうまったくいただけない。「こうなっているのだ」「こうだったのだ」「こうなのだ」「そうなのだ」文節文末に「のだ」を連発する「のだ」説法とは、客観的な「解説」の視点よりも「説得」の熱意が前に出てしまった文章作法の失敗の典型であり、論旨の独りよがりな強引性とその空転の象徴だからである。筆者の私論は、本書の「おわりに」において朗々と詠われる自己陶酔の桃源郷ともいうべき製品讃歌において、炸裂する。この一文には、もはや赤面を禁じ得ない。 レビュワーはカメラファンですらないが、「定説への異論・反論」という、おそらく筆者が秘話を語るに立ったその動機には大変に共感する。しかしそれならばなおさら、著述は客観的なうえにもなお客観的でなければならないと思う。私論を持って私論を制するのでは、オタクの舌戦と変わらない。到底共感できないのである。追記:なお、この本の筆者は、その著書「ヒトラーのデザイン―ドイツ・デザインの向う側 (ワールド・ムック 747) 」の内容で半ば公言されているように、胸の悪くなるようなナチ/ヒトラー崇拝主義者である。ユダヤ人虐殺を擁護する論述すら同書には散見される。もしカール・ツァイスAGがその事実を知ったら、本書の巻頭辞はただちに取り下げられることだろう。

0コメント

  • 1000 / 1000